秋川キララホール 名誉顧問からのメッセージ

秋川キララホールはおかげさまで2014年度に開館25周年を迎えました。
名誉顧問の海老澤 敏 氏より開館25周年に寄せるメッセージをいただきました。

秋川キララホール開館25周年に寄せて

海老澤 敏

海老澤敏(写真1)s 

秋川キララホール。本年で開館25周年、すなわち四半世紀という長くもまた記念すべき年を迎えたあきる野市の象徴的文化施設秋川キララホールの歴史の歩みにまず乾杯東京都西部に位置するあきる野市が、今から四半世紀前に、文化芸術活動の拠点としてキララホールを建設されたのは、当時としてはまこと雲母の(きら)めきのような卓見にもとづく企画そして事業でありました。
その当初から名誉顧問という名誉、栄誉を頂戴した私、不肖な一介の音楽研究者は、そのキララホールと、そしてその文化の殿堂を囲繞(いにょう)する周辺の一帯の見事なまでの発展に、ただひたすら讃歎措く能わずの気持を持ち続けて参りました。

 文化の殿堂、音楽ホールの重要性は時代を越えてますますその意義が高まり続けておりますが、(ふる)い世紀が去り、今、私たちは未知の新しい世紀に一歩、そして二歩と踏み入りながら、あきる野、そしてキララホールはこうした文化の象徴的発信の場の新しい意味をあらためて探りつつ、さらに大胆に進んで行く決意をかためています。

 キララホールの新体制が、市民の皆様の一層の関心の高まりと積極的な文化活動への参加によって、より多様でより高度な創造の再現の機会となり続けることを確信しつつ、私はこの記念すべき一年のマニフェステーションの成功を祈念してやみません。

ヴィーヴァ・キララホール!

 

 

海老澤 敏 Bin Ebisawa
東京生まれ。東京大学文学部美学美術史学科卒業、同大学院人文科学研究科美学専攻修士課程修了。1962年~64年、フランス政府給費留学生として滞仏。現在、尚美学園大学大学院名誉教授、日本モーツァルト研究所所長、ザルツブルク国際モツァルテーウム財団名誉財団員、同財団モーツァルト研究所所員、ボローニャ王立音楽アカデミー名誉会員、国立音楽大学名誉教授。平成19年には文化功労者顕彰を受けた。元国立音楽大学学長、学園長・理事長、新国立劇場前副理事長、新国立劇場オペラ研修所前所長。日本音楽学会会長、日本18世紀学会代表幹事等を歴任。サントリー学芸賞、芸術選奨文部大臣賞、紫綬褒章、オーストリア共和国有功勲章学術・芸術第一等十字章、フランス政府学術功労勲章オフィシエおよび芸術文化勲章オフィシエ他、多数の賞(章)を受けている。主な著書に「モーツァルト像の軌跡」、「モーツァルトの生涯」、「超越の響き」、「ルソーと音楽」、「むすんでひらいて考」、「瀧廉太郎  夭折の響き」、「図解雑学モーツァルトの名曲」、「モーツァルトの廻廊」、「モーツァルトの新世紀を語る」、「モーツァルトの虚実」、「ジャン=ジャック・ルソーと音楽」等、主な訳書に「モーツァルト書簡全集」(全6巻、共編訳)、「モーツァルト最後の年」、「ルソー全集・音楽論」等がある。

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